海洋法(7)深海底

ワヴィニー

大陸棚における資源開発を進める中、その外にある深海底の開発も同様に進められるのでしょうか?

そうなると、開発能力のある先進国が、深海底を寡占することになりかねないですね。

ワヴィニー

だから国連海洋法条約(136条)は、深海底を”common heritage of mankind”として、いるんですね。

ただ、先進国にとっては、自国の生産制限・技術移転義務等を規定する同条約は、大きな制限を課すことになりますね。

ワヴィニー

そのため、深海底制度実施協定(1994年7月採択)により、同条約の一部不適用の手当てが施されているのですね。